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導入事例 – Dynamics GP 2018 R2へのアップグレードおよび複数のデータ連携と機能追加

企業情報

導入事例の作成日: 2020年9月


会社名: n/a


ビジネスタイプ: 貿易・輸出⼊商社


業種:金属・鉄鋼


場所:米国カリフォルニア州LAカウンティ


ユーザー数: 25人+


ウェブサイト: n/a


新しいソリューション: Microsoft Dynamics GP 2018 R2


以前のソリューション: Dynamics GP 2013

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会社概要

カリフォルニア州ロスアンゼルス近郊に本社のあるこの会社は、複数の事業体をもつ日本商社の米国法人。

同社は⽇⽶のみならずグローバルに事業を展開しており、米国法人で鉄鋼製品を主体に米国内国内取引・輸出入・外国間貿易と幅広い取引形態でサービスやソリューションを提供している。

プロジェクトの概要

この商社米国法人は、10年以上にわたり、経理及び業務のためにDynamics GPを利⽤していますが、業務効率の更なる向上を図り、またGPアップグレードを⾏うために新しいパートナーを必要としていました。

GP 2013からGP 2018 R2にアップグレードするにあたっては、いくつか難しい部分がありました。GP内では、MEM(Multi Entities Management: 複数会社や部署を1つのDBで管理する)モジュールを含め多くのGPサードパーティモジュールと連携し、また多様なカスタマイズ部分もアップグレードすることが必要でした。 さらに、GPでの受注承認のワークフロー機能を導⼊し、運⽤効率を⾼め、より⾼い利益率を⽣み出すための強化を必要としていました。

この商社の以前のGPパートナーは、サポート品質、⾼額なアップグレードなどの⾒積、解決策の提案や内容の説明不⾜などにより、彼らの期待には応えることができなくなったと感じていました。そこで、業務内容を⼗分理解し、深い専⾨知識を持ってGPアップグレードやその後のサポートを任せられるパートナーを求めていました。

カルソフトは、データ連携を含むGPとアップグレードやワークフローの導⼊を短期間で無事に完了し、2020年のMicrosoft US Partner of the Yearの受賞者として、この商社からの期待にしっかり応えることができました。

お客様の声

⼟井あきら⽒

経理部マネージャー

“当初パートナーの切り替えには⼤きな課題もありました。以前のパートナーは実質10年近く私たちと共に仕事をしましたが、徐々に熱⼼なサポートは失われていき、最終的には私たちのビジネスニーズを⼗分理解してくれませんでした。そのような中でも、私たちはより良い新しいパートナーとして、⾃信をもってカルソフトを選ぶという決断ができました。”

“このプロジェクトの成功は、私たちのチームとカルソフトの間で、⼤変効率的なコミュニケーションが⾏えた結果でした。両当事者は、以前のGPの内容を的確に分析し、必要なアップデートを⾮常にスムーズに⾏うことができました。カルソフトがチームに加わった後は、我々の作業や業務は⼤幅に改善しました。”

ソリューション・モジュール

Microsoft Dynamics GP 2018 R2

  • 会計(総勘定元帳、売掛⾦、買掛⾦、⼤⼝顧客管理、固定資産、銀⾏照会・管理)
  • 業務(販売、出荷、注⽂書、発注、在庫管理)
  • 販売管理・承認ワークフローの導⼊
  • 鉄鋼業務サブシステムとのデータ連携
  • GP⽤のサードパーティ/ アドオンソリューションとの連携
    • ChargeBack Processing
    • Accellos EDI
    • Forms Printer Destin. Series
    • Multi Entity Management
    • Myridas Advanced Distribution
    • AZOC POP Enhancements
    • ETHOTECH SmartSor

プロジェクトのゴールと目的

  • 新しいワークフローによる⾼い業務効率
  • 安定した会計システムの基盤の構築
  • 外部システムおよびサードパーティのモジュールとの正確なデータ連携
  • 継続的なより良いサポート体制
  • データの可視性向上
  • All in One Doc Viewer、Power BI、Home Page DashboardなどのGPの新機能の利⽤

ビジネスとプロジェクトの課題

MEMを使⽤した複雑なシステム構造:

MEM(Multi Entities Management)がシステムを複雑にしながらも、全てのGPデータの⼀貫性、整合性、および可視性を保つ必要があった。

カスタムシステムの連携とアップグレード:

前パートナーによって再構築されたカスタムサブシステムとGPとの間に重要なデータ連携がありました。最初は、他のパートナーが作ったシステムとの連携や管理をカルソフトに依頼することは躊躇されたが、GPとインターフェイスの両⽅を正常にアップグレードした。

新ユーザー向けに新ワークフローの設定:

マネージャーとスタッフの数名は、以前はGPを使⽤しておらず、ワークフローにも全く不慣れであった。以前は、効果的なワークフローシステムはなく、全くの⼿作業で事務処理を⾏っていた。経理部⻑の⼟井あきら⽒は、経理・運⽤チームとGPを知らないチームの間で、最も実⽤的な⽅法を考える必要があった。その状況の中、⼟井⽒はカルソフトと⽤意した新しいワークフローに基づいて、メールのテンプレート、設定、業務⼿順及びルールを設定全て⾏う必要があった。

効果とメリット

20% 販売注⽂プロセスの効率の向上

同期されたシステムとフォルダによる、ドキュメント管理

Microsoft 365 (Office 365) メールとリアルタイムの同期

将来AP⾃動化などの導⼊ために安定したシステム基盤の構築

プロジェクトの成功の鍵

  • 受注業務のために新ワークフローの実⾏とシステムの構築
  • カスタムおよびアドオンシステムとの安定した連携
  • 双⽅のプロジェクトマネージャーの良好な関係に基づくプロジェクト管理
  • 納期の厳守
  • 密なコミュニケーション
  • 双⽅のチームによるプロジェクトを通じた強い責任感と信頼関係の構築
  • ⾼品質なユーザーサポート
  • システムを速やかにカスタマイズするためのビジネスに対する理解

カルソフトを選んだ理由

  • 以前のパートナーよりもコストがリーズナブル。
  • コストだけでなく、顧客サービス、深い専⾨知識、またERPソリューション全般にまつわる経験値など複数の理由からカルソフトへの切り替えを決断。
  • 厳しい納期に対応するため、週末を含めた⻑い時間を費やすしてプロジェクトを遂⾏した。その中で、頻繁に最良の代替案や費⽤効果の⾼い⽅法で⾊々なアドバイスがあった。その結果、時間と導⼊コストの⼤幅な節約が実現した。
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